今日は、地元のお祭の中を抜けて、バンドのスタジオ練へ。
屋台は開店してるのに、歩行者天国は始まっていなかったので、歩道が人で溢れてる・・・!
駅までの道程がとても長く感じられました。遅刻しなくて良かった。
+++++
昨日、絵本の課題の講評がありました。成績は・・・まぁ、普通。笑。
1対1で講評してくれた先生から、イラストや構成については指摘があったけれども、
ストーリーは、友達からも割りと好評頂いたので、嬉しかったです。
そんな訳で、恥ずかしながら、ストーリー公開。(一部修正)
例えば、通学の電車の中とかで読書をするように、そんな暇潰しになれば幸いです。
屋台は開店してるのに、歩行者天国は始まっていなかったので、歩道が人で溢れてる・・・!
駅までの道程がとても長く感じられました。遅刻しなくて良かった。
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昨日、絵本の課題の講評がありました。成績は・・・まぁ、普通。笑。
1対1で講評してくれた先生から、イラストや構成については指摘があったけれども、
ストーリーは、友達からも割りと好評頂いたので、嬉しかったです。
そんな訳で、恥ずかしながら、ストーリー公開。(一部修正)
例えば、通学の電車の中とかで読書をするように、そんな暇潰しになれば幸いです。
―虹色のうろこは魔法のうろこ、あなたは何を願いますか?―
星になった人魚
大きな海に、虹色のうろこを持った人魚が住んでいました。
人魚は星が好きでしたので、夜になると、いつも、
海岸にある三日月の形をした岩の上で、星空を眺めていました。
ある晩、砂浜から、真っ黒な甲羅のカメがやってきました。
カメは言いました。
「人魚さん、人魚さん、わたしはこの真っ黒な甲羅が嫌いなのです。
透き通るような緑色のこうらが欲しいのです。」
それを聞いた人魚は、虹色のうろこを1枚はがして、願いを込めました。
すると、カメの甲羅が光りだし、まっ黒だった甲羅が、
たちまち、透き通るような緑色の甲羅になりました。
なんと、虹色のうろこは、どんな願いも叶えてくれる、魔法のうろこだったのです!
次の晩、片耳の欠けたうさぎがやってきて言いました。
「人魚さん、人魚さん、わたしはこの欠けた耳が嫌いなのです。
長くて立派な耳が欲しいのです。」
人魚は、うさぎに、虹色のうろこを1枚あげました。
すると、うさぎの耳が光りだし、長くて立派な耳になりました。
次の晩、ガラガラ声のイルカがやってきて言いました。
「人魚さん、人魚さん、わたしはガラガラ声が嫌いなのです。
澄んだ高い声が欲しいのです。」
人魚は、イルカに、虹色のうろこを1枚あげました。
すると、イルカののどが光りだし、澄んだ高い声になりました。
次の晩、短いくちばしのペンギンがやってきて言いました。
「人魚さん、人魚さん、わたしはこの短いくちばしが嫌いなのです。
強くて鋭いくちばしが欲しいのです。」
人魚は、ペンギンに、虹色のうろこを1枚あげました。
すると、ペンギンのくちばしが光りだし、強くて鋭いくちばしになりました。
ある日の晩、人魚はいつものように、三日月岩の特等席に座って、星を眺めていました。
今日は一段と星の綺麗な夜でしたが、人魚はしくしくと泣いていました。
人魚の虹色のうろこが、とうとうあと1枚になってしまったのです。
うろこのなくなった下半身は、月明かりに照らされても、にぶく灰色に光るだけでした。
それでも、今晩も、人魚のもとに誰かがやってきました。
それは、胸に矢のささった鳥でした。
「人魚さん、人魚さん、胸がとても痛いのです。どうか、その虹色のうろこをくださいな。」
鳥の胸には、見るからに痛々しく、じんわりと赤い血が広がっていました。
しかし、うろこはあと1枚しかありません。
人魚は困ってしまいました。
すると、ほかの動物たちもやってきました。
「人魚さん、お願い!」
「鳥さんを助けてあげて!」
動物たちのかなしそうな顔を見て、人魚は最後の1枚のうろこをはがし、願いを込めました。
鳥の傷は治り、元気よく空を飛びまわりました。
動物たちもとてもよろこびました。
しかし、うろこのなくなった人魚は、泳げなくなり、暗い暗い海の底に沈んでいきました。
人魚は死んでしまったのです。
それを知った動物たちは、人魚が暗い海の底に沈んでしまうのを止めようとしました。
カメとイルカとペンギンは、海にもぐりました。
うさぎとふくろうと鳥は、砂浜にひきあげました。
すると、突然、空から黄色の輝いた手が差し伸べられました。
それは、お月様の手でした。
お月様は、いつも人魚をみていましたので、
人魚が心やさしいことも、星が大好きなことも知っていました。
人魚は、その手に引かれて、空へのぼっていきました。
人魚は、お月様のとなりで、大好きな星になったのです。
虹色に輝く星になったのです。
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