ふ、と思った。
右手が動かなくなったらどうしよう、と。
「絵を描くことが好きか?」
と訊かれたら、それは、そこら辺の人より断然好きだと言える。
でも、「これから、更に、何十年も仕事でやって行ける程好きか?」
と訊かれたら、即答は出来ない。
高校でデザインの道に進むと決めてから、意地になってる部分があると思う。
そこで我儘を言ったから、もう反れてはいけない、と。
思うように描けない時に、思う。
描かなくてはいけないのに気分が乗らない時に、思う。
そして、私は本当に絵を描くことが好きなんだろうか、と考える。
でも、そんな時、ふ、と思った。
右手が動かなくなったらどうしよう、と。
とても怖くなった。
だって、それはきっと、私じゃない。
生活や、他の趣味にも影響が出るけど、その前に、
絵が描けない私なんて、私じゃない。
左手や口、足で描けるようになれる程、器用じゃない、気も長くない。
だから、それが私の最期。
そして、きっと、その時にやっと気付く。
あぁ、私は絵を描くことが大好きだったんだな、と。
右手が動かなくなったらどうしよう、と。
「絵を描くことが好きか?」
と訊かれたら、それは、そこら辺の人より断然好きだと言える。
でも、「これから、更に、何十年も仕事でやって行ける程好きか?」
と訊かれたら、即答は出来ない。
高校でデザインの道に進むと決めてから、意地になってる部分があると思う。
そこで我儘を言ったから、もう反れてはいけない、と。
思うように描けない時に、思う。
描かなくてはいけないのに気分が乗らない時に、思う。
そして、私は本当に絵を描くことが好きなんだろうか、と考える。
でも、そんな時、ふ、と思った。
右手が動かなくなったらどうしよう、と。
とても怖くなった。
だって、それはきっと、私じゃない。
生活や、他の趣味にも影響が出るけど、その前に、
絵が描けない私なんて、私じゃない。
左手や口、足で描けるようになれる程、器用じゃない、気も長くない。
だから、それが私の最期。
そして、きっと、その時にやっと気付く。
あぁ、私は絵を描くことが大好きだったんだな、と。
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